令和七年一月二十三日
自分の剣術道場の話が多いですね。
多分、私は自分語りをしたいタイプなのかもしれませね。
おそらく存じ上げない方もおられると思いますので書いておくと、そもそも剣術と剣道とは違います。
剣道は、明治以降に数多ある剣術を統合して剣道としたものです。稽古人口も多く、試合などで切磋琢磨し、青少年の健全育成には役立ちます。稽古具の職人も多く、ある意味至れり尽せりです。
剣術は、古くからの流儀を守りつつ、今でも稽古を続けているものです。「〜流剣術」とか言われるのが古流だと思っておけば間違いありません。こちらは、型稽古で技術を学びます。稽古具の職人がいないので、稽古具に関しては、木刀以外は全部自前で作る必要があるんですね。
棒振りばかりでなく、針仕事や、細工仕事までこなさないといけないのが、剣術道場主の現実なんですね。私は、いくつかの稽古具を発明したり改良したりしています。
籠手(こて) |
昨年、初めて売れたので、今後のために技術を保存するために、年一で作るようにしました。今年は、新たに工夫をして、製作を進めています。
ちょっとした工夫で、強度も上がり、製作負荷は下がり、作業効率もアップすることがわかりました。新たな発見があると本当にハレルヤです。毎回、針で指を刺しまくって金属アレルギーで指がパンパンになりながら作成していたのですが、今回は、主の恵みで、ほとんど手を刺していません。
伝統的なものだからと言って、このように作らなければいけないというわけではなく、工夫して改善を施すのはとても大切ですね。
必要な知恵を与えてくださる主にハレルヤ。
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